SHORT SHORTS FILM FESTIVAL & ASIA 2019 CINEMATIC ATTITUDE

まだ赤ん坊の息子から引き離された若い父親。息子の母親である元恋人が彼をSNSからブロックしていたことに気付いた時、父親は息子を連れ去ることにした。

海沿いに住む祖父を訪ねる兄弟。「太陽はどこへ消えていくの？なぜ鶏の卵はぼくらにとって大切なの？おじいちゃんについてまわるこの人は誰なの？」たくさんの謎を解明しようとする6歳の弟が、はじめて命のサイクルに触れる。

強姦にあった少女の記憶の破片は時系列に沿わずバラバラに浮かび上がってくる。それを回収するように観客は点と点を繋ぎ合わせようとするだろう。少女の歪んで砕けた記憶を拾いながらゆっくりと真実が解き明かされる。

竹の花は一度しか咲かないが、一つが咲くと周りの花も追うように咲き出す。竹が生い茂る立ち入り禁止区域で夏を過ごす13歳の少女たち。そこにある謎めいた男が現れ、少女たちは竹の花のように次々と気ままな夏を手放していく。

バスの車内アナウンスから流れるルースの声。すべての乗客に向けられたその声に、あえて耳を傾ける者はいない。精神科医のアドバイスに従って人と繋がろうと努力するも失敗ばかりのルースだったが、そんな彼女がある一瞬、人気者になる不思議な出来事が起こる。