うるさい女子もいけずな男子も、みんな飛んでいってしまえばいいのに―。学校嫌いの少女は、教室の隅で想像世界を膨らませていく。

人間と“彼ら”の付き合いは現在も形を変えながら続いている。今や家族の一員として共存しているからこそ、目を背けがちなこの現状を伝えることは安易ではない。“彼ら”の存在とは何か、私たちの意識に問いかける。

なんでも簡単にできてしまう現代、複雑な関係の中を生きる人々。
一人の孤独な青年は、友達が欲しかった。ある日の休日、公園で楽しげにキャッチボールをする少年らを、ベンチに座り見ていると、その気持ちが強くなるのだった……
現代に生きる人間の矛盾を描いた5分間のショートショートフィルム

人間の身体感覚や精神、空間把握の曖昧さを、シームレスな構成で表現したミュージックビデオ作品

​京都は鞍馬の由岐神社。ここで毎年行われる奇祭、鞍馬の火祭。ドキュメントとファンタジーが交錯しながら、人とカミ、妖怪たちが一緒になって祭りを作り上げる。

どこにでもいる夫婦。幸せな時間が過ぎるのは早いもので、長年付き添ってきた妻が脳腫瘍で寝たきりになってしまう。もう、あまり長くはない。最愛の妻を見守ることしかできない夫。誰にでも訪れる愛する人の出会いと別れ・・・

突然の雨で傘を忘れてしまった！なんてこと、僕はたくさんあります。この物語では、主人公の女の子が傘を忘れてしまい、魔が差し自分のではない『赤い傘』を勝手に持ち帰ってしまったことから、次々と不可解な恐怖に見舞われるホラー作品です。

経験に勝るものなし。自分の世界に閉じこもりがちの主人公が、トラブルに巻き込まれながらも、その経験から得る心の成長を描いたアニメーション作品です。
HAL東京CG映像学科 4年卒業制作（グループ8人）

インドネシア、ロンボク島。この島では2006年頃に金の鉱脈が見つかってから、小規模金採掘による水銀汚染が深刻化している。その現状と、未来を見つめる少女を切り取った。

夜中、突然彼女から電話が。
「もしもし〜、ミカちゃ〜ん。」
彼氏の寝ぼけながらの甘ったるい声とは裏腹に電話の向こうは騒がしい。
「早く来て！」それだけ言い残し、突然切れる電話。