アニバーサリープログラム 1
ANNIVERSARY-1
チャールズ・チャップリン、ミューチュアル時代の最後の作品。
チャップリンの冒険The Adventurer
Charlie Chaplin/24:00/アメリカ/コメディ/1917
脱獄囚チャーリーは、海岸で警官との追いかけっこを繰り広げた後、泳いで逃げる。ちょうど、桟橋でエドナやエドナの母、エリックが溺れているところに出くわし、彼女らを助ける。エドナ邸のパーティーに招待されるが、途中で脱獄囚であることがばれて大騒動になる。ミユーチュアル時代の最後の作品。この作品の後、チャップリンは自分の撮影所を建設し、次々と歴史に残る傑作群を撮って行くことになる。
写真:(C)Roy Export Company Establishment
監督 : Charlie Chaplin
1889年ロンドン生まれ。1914年映画デビュー。ドタバタ喜劇中心の当時の映画界で、じっくりと個性を見せるチャップリンの演技は注目を浴び、またたく間にスターになる。16年ミューチュアル社に移籍した時には、世界最高のサラリーを稼ぐ大スターとなり、18年に自前の撮影所を建設して独立。19年にはユナイテッド・アーティスツを設立し、監督・脚本・主演・作曲・プロデューサーを兼ねる。その後『キッド』(21)、『サーカス』(28)『モダン・タイムス』(36)『独裁者』(40)など、次々と世界的なヒット作を生み出す。『ライムライト』(52)を最後に、彼の平和主義思想のため反共主義の狂気が吹き荒れるアメリカから事実上国外追放されるが、72年にアカデミー特別賞受賞のために20年ぶりにアメリカに招かれた。77年死去の後も新たなファンを増やし続けている。
写真:(C)Roy Export Company Establishment